ワンルーム投資といえば日本財託
中古ワンルームを手掛ける会社で一番有名なのは日本財託だと思います。東京23区を中心とした中古ワンルーム販売・管理に特化しており、中古ワンルーム関連の書籍も多数の出版があります。
何を隠そう私は日本財託の書籍が大好きで、そのほとんどを何度も読んでおり、ホームページのオーナーの声を読むのも好きでよくアクセスしています。
でも買ったことはない
大好きな日本財託ですが、私はこれまで購入した3戸のワンルームは、実はいずれも日本財託から購入したものではありません。
オンラインセミナーに参加したことや、担当者とのオンライン面談を行い、物件紹介を受けたことはあります。ただ、紹介を受けた物件はいずれも自分が相場感を養うために作成していたエクセル表に落とし込むと、購入しようかなと思う水準よりも1割くらい物件価格が高いように感じ、見送りました。
日本財託の物件って?
日本財託が売主となる物件は公開されていません。楽待でも健美家でもアットホームでも不動産ジャパンでも見ることはできません。担当者から紹介を受ける物件しか見ることができないのです。
私が日本財託から受けた物件紹介は2度で合計15件ほどでした。
割高の理由
とはいえ日本財託の物件が割高なのには理由があります。少し検索すれば出てきますが、日本財託は購入者のフォローが手厚いです。
購入から5年間の一定の空室保証、税理士による確定申告サポートや有料の設備保証サービスがあります。そのほか、社長の名前が直筆の御礼状だったり、誕生日の手紙だったり、複数戸購入したり紹介者の多いオーナーが豪華なパーティーに招待されるなど、心憎いイベントの実施もあるようです。
そういったサービスの対価分が価格に上乗せされることになるのは当然です。
旅行だって、添乗員付きで色々とサービスが丁寧なパッケージツアーと自分で手配するものでは自分で手配する方が安くなります。
また、日本財託で紹介している物件には、後々の管理や空室保証という点からも悪い立地の変な物件はありません。そういう意味であまり不動産投資について本格的に勉強しなくても、資金的な余裕がある人なら任せられ、普通預金よりもずっと利率もよい安全な投資と思います。
このあたりをどう考えるかは人によると思います。
自分は、不動産投資についてかなり勉強してある程度知識や相場感が得られていたこと、そういったサービスはなく価格が割安な方がいいと思い、日本財託からは購入しませんでした。
お気に入りの戦略
日本財託の戦略でお気に入りのものがあります。まずローンのない2戸のワンルームをつくり、そこからの収入を3戸目以降のワンルームのローン返済に充てるというものです。
ローンのあるマンションからの収入もありますから、3戸分の収入で1戸のローンを返済する、これに加えて繰上返済も頑張ると、3戸目のローンは早く返せます。4戸目以降も同じようにしてどんどん手持ちのローンのないマンションを増やしてゆくことができます。
まず法人で2戸、個人で1戸という形となりましたが、ワンルーム3戸のうち2戸をキャッシュで購入し、1戸をローンで購入したのはこの日本財託の戦略を参考にしています。